銅の玉子焼き器の油慣らし
先日買った玉子焼き器が届いたので週末に中身を確認。
今回買ったのは焼き面が錫引きのタイプ。錫は昔、青錆びが毒だと考えられていた時代の名残りで本当は不用らしい。熱伝導率も錫がない方が良いらしいが、錆びを防いでくれるなら初心者の自分にはこちらの方が良いだろう。
手作り品らしく錫はちょっとムラっぽく見えるし一部裏側に回り込んだりしていたが機能的には問題なさそうだし、これも味だろう。
裏側は綺麗な銅色で美しい。
取っ手は自分でつけるタイプだったので金槌で軽くこんこんと叩き込んでから釘を打つ。金槌があれば誰にでも簡単に出来ると思う。
さっそく銅の玉子焼き器を初めて使う前にやる儀式「油ならし」をやってみる。
鉄のフライパンとは違って錆止めを焼き切る行程がないので簡単だ。
写真2枚目で油が茶色くなったのは、途中で唐揚げを揚げた時の油を見つけたから。
油ならしで使った油は再利用しない方が良いらしいので中古の油があって丁度良かった。
油を入れて火をつけて180度まで加熱。フチの部分はキッチンペーパーで塗り広げる。
念のため油が覚めてからもう一度繰り返した。
上は油慣らしをした後の画像。錫引きの面は目立った変化はなし。裏側の銅の面は炎が当たった所を中心に花が咲いたような模様が付いた。銅の面は一度使うと元の綺麗な状態には戻らない。使い込むとどんどんと模様が変わり、その変わり具合を楽しむ人もいるらしい。そうやって愛着のある道具になっていくのだろうか。
直接火には当たっていないが取っ手の部分もちょっと赤く変色した。熱が加わって膨張したのか柄がちょっと緩くなったので気になるようなら締め直そう。
次回はいよいよ玉子焼きを焼いてみる。